日本はスパイ天国
産業スパイから始まって、インサイダーものまで幅広く行われています。株主総会や商品情報など企業には、情報=金になる材料が転がっています。下手をすると、その企業の命取りになる情報も数多くあるでしょう。
しかし、日本の企業は事の重大さに気付かず、未だに安閑・平然としている企業が圧倒的です。今では、海外の企業は、その会社の情報セキュリティーの状況から伝えて良い情報と、まだその会社へは伝えてはいけない情報を完全に使い分けているとも言われ、日本人の資質を疑われてきている状況なのです。
「スパイなんて、映画の世界」・・・・それは、もう過去の話です。
スパイが欲しがる情報とは?
コンピュータ上の情報
今日における企業や組織から発生する情報のほとんどは、どこかのコンピュータに収められデータベース化されます。今や、コンピュータ上の情報は企業スパイにとっては極めて有用な情報源であり、その量は増加の一途を辿っていることも簡単に推測できます。
正式文書
企業は多様な目的で様々な正式文書を作成します。例えば、契約書、製造仕様書、生産報告書などがこれにあたります。これらはすべてプリントされて、ハードコピーの文書として保存されるものです。これらの文書は、外部に漏れれば会社の命取りになりかねない非常に重要な情報が含まれます。ほとんどの企業は正式文書の重要性は認識しており、妥当な保護策を施していると思われます。
文書の草案
一般的に正式文書の重要性は誰もが認める一方、その草案は価値の無いものだとする傾向にあります。というのも、正式文書の完成後は草案に書かれた情報は古くて不正確であり重要でないと考えるためです。企業内の人物にとっては草案はそれほど重要でないかもしれませんが、スパイは草案にかかれている情報も重要なものであると知っています。草案には多くの場合、最終文書と同じ動かせぬ事実が含まれている可能性が高いのです。
紙くず・ゴミ
人は仕事や生活をする限り、数百枚もの紙切れに思いつきや記録を書き留めていきます。例えば、企業スパイがターゲット企業の誰かの予定記入式カレンダーを盗んだとします(仮に、盗まなくともデジカメで撮れば十分です)。そのカレンダーから相手が他社で要職についたある人物と頻繁に会っている事実を突き止めることができ、それは企業合併などの話が進んでいる徴候だと気付くかもしれません。
公式の会議
企業では間違いなくプロジェクトや問題を話し合う会議を行います。その席上では出席者が管理職であろうと通常社員であろうと、機密情報が話題になり得ます。会議では、通常誰かが議題と資料を用意して、別の誰かが会議の内容を要約した議事録を作成するのが一般的です。この種の文書には企業スパイにとって重要な情報が含まれています。仮に会議に出席しなくても、盗聴すれば十分なのですから。
非公式の会議
特定の社員のみが寄り集まって、あるいは電話で話し合う場合もあるでしょう。これも会議と位置づけられるものです。こうした非公式の会合で交わされる情報は非常に機密性が高まります。特に電話での会話には多大の機密事項が潜んでいる可能性があります。一説によると、電話は人をリラックスさせ無防備にさせる効用があるとのことです。多くの企業スパイは電話の盗聴を通じて有用な情報の断片を手に入れているのです。
何気ない会話
日常的にオフィスの内外で交わされる何気ない会話ですが、この中にも有益な情報を含んでいる可能性があります。同僚と連れ立って飲みに行く場合や、喫煙エリアで雑談する時などにおいても仕事の話が出ることは日常茶飯事です。さらに会社の機密情報を口にすることで仲間を感心させようとする社員もいるでしょう。集音マイクまたは盗聴器を併用すればさらに効率が上がってきます。
企業スパイのターゲットになっていると思われる徴候